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スイス、オルテン市のキャビン製造及び設置を行う ”CWA Constructions” は、既存の工場だけでは相次ぐ受注に対応できず、キャビンの組立用の新たな工場を早急に必要としていました。

 

クリナー・ベルギーとルクセンブルクのTschopp Holzbau社は200711月に最初のコンタクトを取り、それから間もなくして建築主、設計者、施工者達は建物全体をグラウンドスクリューを用いて支えることに決定しました。

 

構造解析の結果、壁には独立基礎、屋根の棟の支柱には二重・三重の基礎という結論に至りました。この時、それぞれの基礎にかかる最大の負荷は、縦80kN 、横15kNという数値が算出されています。

 

200814日から11日の期間で、腐葉土を除き、整地をし、アスファルト加工を行いました。

 

実際に施工に入るのは114日なので、クリナー・ベルギーはグラウンドスクリューの埋設を開始し、Tschopp Holzbau社はその時間を壁要素の事前組立に当てました。

 

まずはアスファルト面のコアボーリングの作業が行われました。グラウンドスクリューの打ち込みの際、土圧による変位でアスファルト面がアーチ状に盛り上がることがありますが、少し(25㎝程)土を掘り起こすことで、これを防ぐことができました。

2日半後には、全てのグラウンドスクリュー66本の打設が終わり、表面は再度埋め戻され、接続金具が取り付けられました。1月下旬には最終的に防水工事が施され、暖房・電気設備、内装等の作業が引き続き行われました。

 

コミッショニングは2008218日ですが、これは着工から35日後のことです。

 

短い工期は、グラウンドスクリューを使用する工事大きなメリットですが、それ以外には、例えばアスファルト床面に関しては、特に正確な水準かつ効率よく造ることが一貫して可能です。また、場所を取らないグラウンドスクリューを使用することで利用可能な建物面積の割合が大きくなります。後に解体や取り壊しが必要となった時には、全ての材料は再利用可能なので廃棄物をあまり出さずに済むということもメリットの一つとしてげられるでしょう。

 

 

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